注文住宅の間取りでありがちな失敗

注文住宅の間取りでありがちな失敗がいくつかありますが、玄関を小さくし過ぎて使い勝手が悪いという声はよく聞かれます。玄関は靴を脱いだりはいたりするだけの場所ですので、あまり広いスペースをとってももったいないと感じることが多いようです。その分を他のスペースにまわしたいと考えて玄関を小さく作るのですが、実際に使ってみると小さな玄関は使いにくいですし、来客時の見栄えも悪いように感じて気になります。また、収納が足りないと感じる失敗も多いので、収納は少し多めに確保しておくのが正解です。

キッチンでは、とても以外ですが大きすぎて無駄なスペースが多いと感じる注文住宅も少なくありません。せっかく注文住宅で建てるのですから間取り決めでは大きなキッチンを作りたいという要望が最初に出るのですが、実際に作ってみるとそれほど大きなスペースを必要としてはおらず、生活動線を考えるともう少しコンパクトにした方が使い勝手が良かったと感じます。間取りではそれぞれの設備の配置だけでなく大きさも慎重に考えないと、このような失敗をしてしまいますので、それぞれの生活スタイルを考慮しながら必要な大きさを決めていく必要があります。リビングは家具を置いた時の想像をしないと狭く感じる要因になるため、家具を設置した時の広さを確認する作業が必須です。

特に大きめの家具を置く場合には、それだけでスペースが少なくなります。小さめの部屋ではすぐそばに置くと圧迫感があるため、必要最低限の部屋よりも広めに確保した方が良いかもしれません。